マラセシア菌

マラセシア菌とは、誰もが持っている真菌の一種です。マラセチア菌は、もともと外耳炎の原因と知られていましたが、最近では、脂漏性皮膚炎の原因になっていることが明らかになりました。マラセチア菌は脂質を好む性質があり、皮脂の多い鼻の回りや頭皮に増殖して炎症を起こします。頭皮にマラセチア菌が増殖すると、皮脂や頭皮の老廃物が毛穴を防ぎ、髪が抜けやすくなる、薄毛になるといった脂漏性脱毛症につながります。脂漏性皮膚炎は40?50代の男性に多く、放置しておくと治りにくくなります。頭皮にカユミや頭垢(フケ)、頭皮の炎症があれば、早めに皮膚科を受診することが大切です。治療には抗真菌薬の外用剤を使いますが、カユミや炎症があるときは、ステロイド剤の外用剤を使います。また、日頃から髪や頭皮が脂っぽく感じる場合は、抗菌作用や皮脂の過剰分泌を防ぐシャンプーや育毛剤を使って頭皮環境を清潔に保ちましょう。また、枕カバーや寝具をこまめに洗濯することも大切です。さらに、皮脂の分泌を抑えるレバーやマグロ、卵、納豆といったビタミンB2、B6を多く含む食事を摂ること、ストレスをためないよう生活習慣を改善することも有効です。